水に関する豆知識 毎日飲む、飲料水なんてどれも同じと思っていませんか?

わたし達が毎日飲む、飲料水なんてどれも同じと思っていませんか?

普段私たちが何気なく飲んでいる水ですが、実はどれも同じではありません。
飲料水と一口にいっても、様々な種類があるのです。

なかでも一番身近な飲み水である水道水。
水道水には滅菌するために塩素や化学物質などが含まれていることから、身体に良くないのでは無いかといわれていますが、深く考えている方は少ないのではないでしょうか。

 

塩素やカルキを除去するために浄水器を使用しているご家庭も多いですが、家庭用浄水器では放射線物質や細かな不純物を全て取りきれるわけではないため、浄水器を使用したとしても、水道水はあまり飲み水に適している水ではないのです。

 

最近では、水道水よりもペットボトルなどにボトリングされた水を飲料水にしている方も多いのですが、“ボトリングされた水ならどれも同じ”というわけではありません。

 

ボトリングされた飲料水の種類

ボトリングされた飲料水は「ナチュラルウォーター」「ミネラルウォーター」「海洋深層水」「ピュアウォーター」など、様々な種類があり、クラスターや硬度によって分類することができるのです。

 

硬度とは、お水に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオンの量によって決められ、これらが豊富に含まれた水を硬水、反対に少ない水を軟水と呼びます。

 

日本の原水は、ほとんどが軟水です。

飲みやすく肌にも身体にも優しいことから、軟水は日本人向きの飲料水。
その反対に硬水はミネラル分が多いことから、薬を飲む際や赤ちゃんには不向きだといわれています。

 

人間の体は、およそ60%が水でできています。

人間の体はそのほとんどが水でできています。
性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90パーセント、新生児では約75パーセント、子どもでは約70パーセント、成人では約60~65パーセント、老人では50~55パーセントを水が占めているのです。

 

成長するにしたがって水分の割合が減ってしまうのはなぜでしょう。

それは、生きるために必要な脂肪が体に付いてくるからだといわれています。
その脂肪分だけ水の割合が少なくなってしまうのです。

成人の水分量は60~65パーセントと前述しましたが、これを男女に分けてみると、女性のほうが水分量の割合が低くなっています。

これは一般的に男性より女性のほうが脂肪が多いからです。

また、成人と老人を比べると、老人の水分量はさらに少なくなります。

この違いは脂肪の多い少ないではなく、細胞内の水分の低下が原因。

筋肉が衰えるのと同様に、細胞内の水分が減っていくのは、老化現象のひとつだと考えられています

 

水分補給することで血液の流れが良くなる

身体の不調の多くは血行不良により引き起こされるといわれています。

この血液の流れを良く保つためには水分補給が欠かせません。
しっかり水を摂取することがなによりも大切だといわれています。

体内の水分をしっかりと補給し、保つことによって血液の流れがよくなって、血液は身体中にしっかりと酸素や栄養などを供給することが出来ます。

血液流れが良くなることによって、冷え性などの問題が改善されたり、肌艶の問題等が解決されたりすることも期待できるようです。

そのためにも、毎日の水分補給が血流改善のためには不可欠と言えるのでは無いでしょうか。

又、水分を補給することで老廃物や余分な物質を運び出してくれて、身体の外に排出するという重要な働きもあります。

 

逆浸透膜

逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)とは、ろ過膜の一種であり、水を通しイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜のこと。
孔の大きさは概ね2ナノメートル以下(ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一)で限外ろ過膜よりも小さい。
英語ではReverse Osmosis Membraneといい、その頭文字をとってRO膜とも呼ばれる。

RO(逆浸透膜)ろ過とは

1/1000ミクロンという極小フィルターを使用し、ミネラル分をはじめ微生物やウイルス、ダイオキシン等の有害な不純物の99.9%を除去できます。現在、ROろ過のみが唯一放射性物質除去に効果ある、ろ過方法と言われています。

 

RO水はその逆浸透膜(RO膜)で作られた水のことです。
水をRO膜に通すことで、水に含まれるさまざまな不純物を取り除くことができます。

 

RO水のメリット

RO膜による浄化のレベルは、水道水の不純物、たとえば汚れやウイルスといったものだけでなく、ダイオキシン、トリハロメタン、農薬や水銀、鉛といった重金属に加えて、環境ホルモンといった有害な物質まで取り除いてくれます。セシウムなどの放射能物質レベルまで除去できるため、原発事故以来、安心で安全な水として注目されています。

 

ミネラルの効果・効能について

天然水に含まれている代表的な成分「ミネラル」。

ミネラルは私たちの体内で大切な役割を果たしています。

 

〇カルシウムの効果

カルシウムは骨を作ることが有名ですが、血液の凝固作用や筋肉の収縮作用にも欠かせないものです。

 

また、神経の興奮や血圧をコントロールする効果もあります。

 

カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や痙攣などが起きたり、イライラや動悸、息切れといった症状が現れることもあります。

 

〇マグネシウムの効果

成人の体内に30gほどあるマグネシウムは、頭骨や骨格を構成する成分としての役割や、たんぱく質を合成する作用などがあり、神経や筋肉の興奮や緊張を正常化する働きもあります。

 

体内で微量しか存在しないマグネシウムですが、不足するとイライラ、手足のふるえ、痙攣、不整脈、心臓発作など体のバランスが大きく崩れる原因となります。

 

〇カリウムの効果

カリウムの主な役割は、細胞内液の浸透圧の調整、筋肉の収縮や神経の刺激伝達などです。不足することによって、倦怠感やめまい、吐き気、しびれ、不整脈、高血圧をはじめとする深刻な症状が現れることもあります。

 

〇ナトリウムの効果

ナトリウムの主な役割は、体液浸透圧の維持、神経の刺激伝達、食欲の増進などです。ナトリウムが不足すると血圧低下や吐き気、頭痛、目眩、疲労感などの症状が現れますが、反対に過剰に摂取しすぎると高血圧や動脈硬化といった深刻な症状の原因となることもあります。